Add Bookmark(s)


To:

Email


Bookmark(s) shared successfully!

Please provide at least one email address.

車載ブラックボックスのメモリ要件

車載ブラックボックスのメモリ要件

2012年12月、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、以下を含む重要データを記録するイベントデータレコーダー(EDR)の設置を2015年モデル以降のすべての乗用車に求める規則を提案しました:

  • エアバッグの作動
  • ブレーキの状態
  • シートベルトの着用
  • スロットルの状態
  • 自動車の速度

EDRは通常、自動車が衝突するまでデータを継続的に繰り返し上書きすることで記録します。衝突の時点で、このデバイスは衝突の直前、最中、そして直後の最大20秒間のデータを保管します。

2011年以降のモデルの自動車については、NHTSAが、自動車メーカーが消費者にEDRの設置有無を伝えなければいけないという規則を2006年8月に発しているため、各自動車メーカーはこのようなデバイスをすでに新車に導入しています。

EDRテクノロジーは、エアバッグに起因する負傷に対するクレームからメーカーを守るために考案され、エアバッグの作動を制御するエアバッグ検出・診断モジュール(SDM)内に埋め込まれました。捕捉されたデータによりオペレーターと自動車の衝突前の動きが明らかになることで、エアバッグの作動アルゴリズムの改善をもたらし、結果としてさらに安全性が向上します。 改善されたシステムの開発をすることで、ヒューマンエラーを予想してエラーに続いて発生する可能性のある衝突を回避/軽減することにより、可動性、生産性、交通の効率、環境品質の改善にこれらのデータをさらに活用できるようになります。

米国政府は最近、自動運転システムに関する15点の「安全評価」ガイドラインを含む、自動運転車に関する初の規則を発令しました。これらのガイドラインは、サイバーセキュリティ、衝突に関する調査を助けるブラックボックスの記録、路上で起こる可能性のある倫理的なジレンマといった問題をカバーしています。このような自動運転システムの設計における主な課題の1つは、信頼性が充分に高い動画ストレージメディアを提供することです。

自動車OEMの各社が、EDRの能力を拡張し、動画録画機能を加えています。このようなトレンドは、動画録画機能を備えたEDRを自動車に設置することを末端消費者に促す各国の保険会社が促進しています。そのようなシステムは、元来は周囲のビューのためにある最大4台のカメラから画像を捉えます。これらのカメラは、動画をh.264その他のフォーマットに圧縮し、各カメラごとに、1~12Mb/秒の継続したビットストリームを生成します。 ハイエンドシステムでは、合計で最大6MB/秒の継続的なデータ帯域幅を生成し、不揮発性メモリ(NVM)デバイスに保存します。 マイクロコントローラーは、車載ブラックボックスアプリケーション内の様々なメモリデバイスを以下のように使用します:

  • カメラのデータストリームを受けとり、 eMMC、SSD、SDカードなどのNVMメディアに保存
  • NVMメディアストレージの書き込み遅延を補完するため、追加のDRAMを動画のバッファとして使用
  • eMMCをコードの保存に使用

未来の高解像度カメラでは、現在のテクノロジーでは困難な、さらに大きなデータ帯域幅が必要となるでしょう。 NVMのプログラム/消去サイクルの数は限られており、適切なソリューションの選択においては様々なテクノロジーを考慮したアプリケーションの使用プロファイル分析が必要とされます。 書き込み容量が改善された新しいNVMテクノロジーは、今後のブラックボックス動画記録用アプリケーションにとって不可欠となるでしょう。

マイクロンの車載用ストレージデバイスは、今日、そして将来のEDRに対する厳しい要件に対応するようデザインされてきました。例えば、eMMCおよびSSD端末はMLC(マルチレベルセル)メモリをSLC(シングルレベルセル)メモリにフォーマッティングできるファームウェアを備えており、高い信頼性が第一に求められる極限下の用途に向けたデバイスのプログラム/消去サイクルを直接的に拡大します。このような種類のイノベーションの適用を通じて、耐性の高いSDカードも信頼性の高いEDR内に導入できます。マイクロンの20年以上にわたる自動車市場へのコミットメント、および車載認証を受けた幅広いメモリポートフォリオにより、マイクロンは、貴社の次の自動車をデザインする上で完璧な選択肢となります。

マイクロンの車載メモリおよび同分野におけるリーダーシップについて、詳しくはマイクロンの車載ソリューションページをご覧ください