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メモリ主導:自動車業界におけるGDDR6

メモリ主導:自動車業界におけるGDDR6

私たちは、自動車業界の革命を目の当たりにしています。この革命は、デトロイトのような従来の地理的な自動車業界の中心地が主導ではありません。この革命は、シリコンバレーやその他の地域のスタートアップ企業が主導なのです。

消費者はデジタル世界の延長として車を求めています。車載のインフォテインメントシステムは、より没入型になっており、4Kディスプレイや音声認識といったオプションは、今まで以上にハードウェアリソースを求めるようになっています。先進運転支援システム(ADAS)機能は、タイヤの付いたスーパーコンピュータのようなものへと進化を加速させています。ハードウェアの側面から言えば、これらの進化には共通の特徴があります。それは、メモリ帯域に対する飽く無き欲求です。

未来の車で最も計算処理能力を求められる機能の一つが、L4/L5 ADASです。メモリ帯域必要条件に関する業界の推計は、システム構造の違いによりその幅が広がっています。様々な構造に加え、アルゴリズムも引き続き進化しており、開発中のシステムの正確な帯域必要条件の判断を難しくしています。業界の現行の見解は、L4/L5 ADASが、300GB/sから1TB/sのメモリ帯域を必要とするだろうというものです。

これまで、車載システムの設計者は、揮発性メモリのニーズに応えるため、LPDDRやDDR技術を用いてきました。これらの技術は、安定したエコシステムとサプライチェーンに加え、厳しい自動車仕様にも準拠するよう設計されてきました。しかし、LPDDRやDDRデバイスは、高い処理能力を要求されるADASやフレームバッファを必要とする高解像度ディスプレイの要求性能のベースについていけません(以下図参照)。マイクロンでは、グラフィックス市場における経験と実績を活かし、LPDDRやDDRといった代替品を大幅にしのぐ性能メリットを有する車載用GDDR6 SGRAMの生産に取り組んでいます。

Memory

図 1:帯域幅に対するDRAMデバイスの数

GDDRメモリの以前の世代は、GPUベンダーが好む主なメモリ技術で、特にグラフィックス市場向けに利用されてきました。グラフィックやゲーム機器以外でのアプリケーションでは、必要なシステム構成要素が不足していたため、GDDRの大きな性能メリットを活かすことができていませんでした。マイクロンは、業界の主要な提携先と協力して、GDDR6向けの包括的なエコシステムの開発に取り組みました。GDDR6ソリューションには以下が含まれます:

  • Micron(マイクロン):GDDR6メモリ
  • Rambus(ラムバス):PHY IP
  • Northwest Logic:コントローラIP
  • Avery Design Systems:ベリフィケーションIP

メモリ技術を選ぶ際、自動車の設計者は、システム条件に対応するいくつかの基準を検討しなければなりません。性能、消費電力、サイズ、容量、コストは全て検討を要する重要な要因です。LPDDRは、実装面積の小型化、スタンバイパワーの低減が求められるアプリケーションに非常に適しています。DDRはバランスのとれたシステムが構成でき、大容量化も可能です。性能を最優先事項とする場合、GDDR6はずば抜けて優秀です。GDDR6デバイスは、マイクロンの車載業界トップの認定条件と試験工程に準拠しており、厳しい環境下で問題なく動作するよう設計され、その条件を満たしています。マイクロンのGDDR6 SGRAMは、今後、未来の車を定義する技術を可能にする、大きな役割を担っていきます。