私がマイクロンに入社し、マナッサスの製造ファブの責任者となったのは1年と少し前のことです。私はマイクロンの最先端のテクノロジー、そしてすべての人々のためにメモリとストレージソリューションを供給する世界有数のメーカーとして成長を続けるためにマイクロンが行っている投資活動に胸を躍らせていました。同時に、私はマイクロンによる地域への投資機会の展望についてもワクワクしていました。マナッサスは多様な人々のるつぼです。才能に溢れた多くの女性、有色人種の人々、退役軍人などが大勢住んでいます。私は、この多様な人材について、雇用だけでなく、会社として学び、成長するためのとてつもない可能性を感じました。
2月28日に締めくくられたアフリカ系アメリカ人歴史月間は、私をこんなにも興奮させた約束と可能性に思いを巡らす絶好の機会でした。私は、マイクロンのアフリカ系アメリカ人従業員ネットワーク(BEN)従業員リソースグループ(ERG)のエグゼクティブ共同スポンサーの1人です。私の共同スポンサーはマイクロンのCEO、サンジェイ・メロートラです。これは、彼がインクルージョンの推進に個人としても力を入れている証です。
キャリアを通じて、私はアフリカ系アメリカ人歴史月間の記念行事を数多く経験してきました。そのうちの大半は表面的なもので、食堂でのご馳走やTシャツなどの文化祭的な会社行事に過ぎませんでした。こうしたイベントは楽しいですが、特に職場の外の社会における問題が仕事に影響を与えるような場合、チームメンバーたちが自分の存在を認められていると感じることが必要です。アフリカ系アメリカ人歴史月間のような意識向上月間は、問題について率直に心を開いて話し合うことで、お互いをつなげて共感を高め、職場および私たちが働き、生活し、余暇を楽しむ場である地域との関わりにおいて真の一体感を育み、行動するために必要な共通の理解を築く機会となります。
今年のアフリカ系アメリカ人歴史月間に、マイクロンのチームメンバーがそうした難しい対話のいくつかに取り組んだことを私は誇りに思っています。私は今回、詩人、アクティビスト、そして教授として活躍するニッキ・ジョヴァンニとの対話を司会する栄誉を得ました。これは、何が人々をむすびつけるのかに関する、抒情的かつ感動的な対話でした。「地球上に住む私たちには、責任があります。そのうちの1つは、恐怖を取り除くという責任です」と彼女は言いました。
特筆すべきは、このイベントが、ダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョン(DEI)チーム、BEN、マイクロンの女性のリーダーシップネットワークERG、そしてTenured and Experienced at Micron(TE@M)ERGを含む、マイクロンの複数のチームによる共催イベントだったことです。ニッキ・ジョヴァンニとの対話は、私たちがFlexと共催した、アフリカ系アメリカ人とアジア系アメリカ人の連帯をテーマにしたパネルディスカッションや、アイダホ州に住むアフリカ系アメリカ人であると同時にLGBTQ+コミュニティのメンバーであることについての啓蒙的な話し合いなど、アフリカ系アメリカ人歴史月間に開催されたその他多くの共催イベントの1つとして行われました。これらのイベントは、アフリカ系アメリカ人の歴史とはアメリカの歴史であり、私たちすべての歴史であることを示しました。
私は、こうした共通の理解がマイクロンに力を与え、私たちの地域における存在感をいかに高めるかをこの目で目撃しました。過去1年で、マイクロンは、マナッサスサイトから3時間の場所にある、歴史的にアフリカ系アメリカ人のために創立された公立大学であるノーフォーク州立大学(NSU)の6000平方フィートのクリーンルームに投資を行いました。マイクロンとNSUのパートナーシップは、これまでに同大学の学生50人の採用という実績をもたらしました。マイクロンはまた、バージニア州立大学、ノースカロライナ農工州立大学、ハワード大学などの歴史的にアフリカ系アメリカ人のために創立されたカレッジや大学(HBCU)や、HBCU以外のジョージ・メイソン大学、マナッサスの地域コミュニティカレッジであるノーザン・バージニア・コミュニティカレッジなどとのパートナーシップの機会を得ることができました。
アトランタに設計センターを新設し、米国の南東部に施設を拡大するマイクロンは、ここ、バージニアで学んだ活動や教訓を生かせるでしょう。アトランタおよび南東部全域の人材活用の機会は莫大なもので、この地域に着目しているのは私たちだけではありません。人材獲得競争は厳しいですが、幸運にも、マイクロンは事業を展開している世界の各地域における強固な関係と経験をアトランタでの取り組みに生かすことができます。
クラーク・アトランタ大学の主催で2月24日に開催され、高い注目を集めたイベントにマイクロンのリーダー数人が参加したことは大変有意義でした。講演者たちは、CHIPS法への十分な資金拠出、そして私たちの業界が求める人材パイプラインの構築に向けたSTEM教育への投資の重要性を詳しく説明しました。
私は、マイクロンがDEI実現への道を先導していることに喜びを感じています。そして私のマイクロンにおける在籍2年目に、どのような進歩が見られるかを楽しみにしています。