マイクロンのすべてのメンバーが、イノベーションに取り組み、既成概念にとらわれない思考に力を注いでいることを示すため、Micron Givesとダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョンの両チームは、先日クラウドソーシングのチャレンジを企画しました。それは、従業員リソースグループ(ERG)のメンバーが、マイクロン財団から総額5万ドルの助成金を受け取る団体を最大2つまで推薦し、選択できるようにするというものです。
このERG助成金チャレンジを通して、各ERGは、その使命やメンバーの関心に最も共鳴する活動を行う団体を支援することができました。このチャレンジで選ばれた団体の多様性は、すべての人々の生活を豊かにするというマイクロンの意図を反映しています。
「私たちは、企業としてダイバーシティとイコーリティ、すべての人々を尊重することを約束しています。その約束は、マイクロンの壁を越えて広がっています」とマイクロンの最高人材責任者のエイプリル・アーンゼンは言います。「慈善活動を通して地域の団体や人々を支援することは、企業としての重要な役割であり、ERGとの新たなパートナーシップを大変誇りに思っています」
クラウドソーシングが寄付を促進
ERG助成金チャレンジは、2020年のCOVID-19パンデミックでERGが地域社会のニーズに応える団体を支援したことに着想を得ています。パンデミックの最初の数ヶ月間、ERGはマッチングギフトキャンペーンを企画し、ERGの関心に沿う形でパンデミックに対処していた団体を支援しました。私たちは、このような活動を毎年繰り返し行える体制で継続したいと思いました。
寄付チームとDEIチームは、12,700人以上のERGメンバーがインクルーシブに貢献し参加できるように、社内のクラウドソーシングプラットフォームを通じてチャレンジを企画しました。マイクロンの10のERGのうち9つのERGのメンバーは、このプラットフォームを使って支援したい非営利団体候補を推薦しました。投票によって上位の候補が選ばれ、ERGのリーダーは候補を含め非営利団体をそれぞれ評価し、Micron Givesの寄付の柱とERGの戦略、さらには非営利団体の活動が世界各地のマイクロンのコミュニティ全体に与える潜在的な影響との整合性を評価しました。ERGリーダーは、エグゼクティブスポンサーと協力し、最終的に助成金を受け取る1~2団体を選びました。
私たちの最も新しい10番目のERGであるアジア系アメリカ人・太平洋諸島系ネットワーク(AAPIN)は、チャレンジ実施中に結成されたため、クラウドソーシングを利用することはできませんでしたが、メンバーは支援対象となる2つの非営利団体を選ぶ機会を得ました。
最終的に、チャレンジは助成金受給団体として19の非営利団体を選びました。マイクロン財団は、これらの団体に合計50万ドルを分配しました。この影響は世界的なもので、非営利団体は支援を受けて大変喜んでいました。
Black Girls CODEのケニア・ロイド氏は、「私たちは、Black Girls CODEへの寛大な支援に感謝しています。従業員の方々が私たちを選んでくれたということに、特に意義があります」と語ります。
マイクロンは、2022年に再びこのチャレンジを実施したいと考えています。
助成対象に選ばれたのは…
ERGが支援した非営利団体と、その団体を選んだ理由についてのERG推薦者のコメントは以下のとおりです。
アジア・太平洋諸島系アメリカ人ネットワーク
- アジア系アメリカ人メディアセンター(2万ドル) 「(マイクロンが)5月に開催したAAPIメディアパネルで学んだように、アジア・太平洋諸島系アメリカ人(AAPI)に対する見方が形作られる上で、メディアの影響力は甚大です。アジア系アメリカ人メディアセンターへの寄付は、今日のアジア系の人々に対する暴力や反アジア的な感情の風潮の一因となっている、AAPIに対する根深い偏見に対処するのに役立つでしょう」。
- Asian Immigrant Women Advocates(3万ドル) 「アジア系アメリカ人を特権的な成功者と位置づけるモデルマイノリティ神話があるため、低所得のAAPIは、慈善活動やボランティア活動の対象として見過ごされがちです... (この団体への)寄付は、マイクロンのベイエリアの地域社会で見過ごされている人々にリソースを提供するのに役立ちます。
アフリカ系アメリカ人従業員ネットワーク
- Black Girls Code(5万ドル) 「コーディングに取り組む次世代の黒人の少女たちを育て、継続的なSTEM教育とこの分野への関心を育むということは…若い黒人女性に力を与え…ビルダーおよびクリエーターとして、現在のハイテク市場を受け入れる機会になります」。
Capable
- Cerebral Palsy Alliance Singapore(CPAS)(25,000ドル) 先進テクノロジー(バーチャルリアリティ)を取り入れ、車いすが利用者に対応できるよう訓練されていることを踏まえ、「この団体には先見の明があります。利用者の体験を向上させるだけでなく、社会的弱者を含むすべての人にデジタルインクルージョンを確実に浸透させています」。
- 全米精神疾患患者家族会(NAMI)(25,000ドル) 「コロナウイルスは、私たちの身体的健康や日常生活だけでなく、精神衛生にも影響を及ぼす未曾有の危機をもたらし、その原因を作りました。マイクロンの助成金は、全国規模の無料ピアサポートサービスであるNAMIのヘルプラインの支援に役立てられます。
マイクロンヒスパニックプロフェッショナルズ
- AYUDA (25,000ドル) 「AYUDAは、移民の出身地を問わず、移民制度や司法制度を利用し、社会的セーフティネットにアクセスできるよう支援しています。私たちの地域社会が直面する多くの問題に対する彼らの総合的なアプローチに感謝しています」。
- Idaho Latino Scholarship Foundation (25,000ドル) 「アイダホ LSF は、ヒスパニック系の学生が高校から大学を修了するまで後押しし、アイダホ州のヒスパニック系コミュニティの将来への責任感や誇りと共に、学生たちにパワーを与えることを目指しています」。
マイクロン女性リーダーシップネットワーク
- Days for Girls (25,000ドル) 「このグループは、持続可能な解決策を通じて、文化的タブーや月経に関わる健康に関連し、女性を力づけるために世界的な解決策を模索している数少ない組織のひとつです」。
- Hagar Singapore Limited(25,000ドル) 「この団体は、人身売買、虐待、性的搾取の被害者救済に取り組んでいる他、人身売買の被害者の見分け方について、法執行機関に協力しています」。
マイクロンヤングプロフェッショナルズ
- Smile Always Foundation(20,000ドル) 「若手プロフェッショナル集団として、次世代を担うプロフェッショナルをあらゆる形で支援することは重要です。(この団体は)子どもたちの教育、基本的な生活水準、そして...COVID-19の救済に関するさまざまな活動を支援しています」。
- World Central Kitchen(30,000ドル) 「食は、地域を癒す強力なツールです。誰もがMYPに参加できるように、地域社会では誰もが食べ物にアクセスできなくてはなりません」
Mosaic
- Muslim Missionary Society Singapore(JAMIYAH Singapore) (30,000ドル) 「この団体は、多くの低所得世帯を支援し、人種や信仰にかかわらず、地域社会の社会的、福祉的ニーズに応えています」
- ピースウィンズ・ジャパン(20,000ドル) 「モザイクは、宗教や民族を問わず地域社会への恩返しに取り組んでいます。このチャリティーは、多くの自然災害が発生し、大勢が困窮するアジア大陸にその包容力を拡大し、苦しむ人々のアライとして取り組んでいます」
PRIDE+アライ
- Taiwan Tongzhi (LGBT) Hotline Association(25,000ドル) 「私たちは、(この団体の)常勤職員の雇用を支援し、地域のLGBTQ+の電話相談や家族サービスをサポートし、設備やソフトウェアのニーズの向上に寄与したいと考えています」
- The Community Center(25,000ドル) 「このセンターは、アイダホ州で唯一、LGBTQ+のリソース、サポートグループ、コミュニティを見つけることができる場所です」
Tenured and Experienced at Micron
- Blossom Seeds Limited (30,000ドル) 「私たちの寄付は、地域の困窮する高齢者にセーフティネットを提供し...支援/ケアを提供している団体の運営費に使われます」
- La Locanda Di Emmaus(20,000ドル) 「この団体は、きわめて困難な状況に置かれた子どもたちを支援し、希望と、何よりもチャンス、あるいはセカンド・チャンスの機会を提供しています」
退役軍人ERG
- Neptune Warrior (15,000ドル) 「退役軍人は時に、解決困難な特有の問題を抱えています。Neptune Warriorは、スキューバダイビングを通じて、さまざまな経験を持つ移行軍人や多世代の退役軍人が、目に見える傷や見えない傷に対処するための支援をしています」。
- Serve Our Willing Warriors(35,000ドル) 「バージニア州マナサスのサイトでは、過去4年間、Willing Warriorsのスポンサーを務め、支援を行ってきました。このチームは私たちのチームメンバーに刺激を与え、毎年開催される自転車チャリティイベントにボランティアやライダーとして積極的に参加しています」