地球環境を考えるとき、暗澹たる気分になりがちですが、楽観的になれる理由があるかもしれません。これまでに世界は大きな問題に直面してきましたが、人類は創意工夫と勤勉さで解決してきました。
このように述べるのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)デジタル経済イニシアチブの共同創始者および共同ディレクターであり、『More from Less: The Surprising Story of How We Learned to Prosper Using Fewer Resources — and What Happens Next』の著者でもあるアンドリュー・マカフィー氏です。
「私たちはこれまで、ありとあらゆる問題に対して解決策を見出してきました」と、2019年のマイクロンインサイトカンファレンスの基調講演で述べました。さらに、解決策の多くはテクノロジーの進歩によって、意図せずしてもたらされたものだと付け加えています。
マカフィー氏曰く、たとえば。1970年に初めてアースデイが開催されたのは、地球の資源を消費しきって枯渇してしまうのではないかという懸念が高まっていたからです。その懸念に対して「反成長運動」が起こりましたが、アメリカの消費者の欲求が留まることはありませんでした。
それでも進歩はありました。
- 農場が多くの食料を生産しているにもかかわらず、農業における水と肥料の使用は減少している。
- デジタルコンピューティングとスマートフォンが普及したことにより、紙や木材の使用量は減っている。
- 製造業と工業生産が増加しているにもかかわらず、金属の使用量は減少している。
- エネルギー消費量と二酸化炭素排出量は、1970年代から増えることなく横ばいである。
マカフィー氏はこのように述べています。「私たちは、できるだけ地球を傷つけないようにすることを学びつつあります」 それに大きく寄与しているのがテクノロジーの進歩です。
しかし、その解決策を提供する責任を、テクノロジーが一手に背負うことはありません。人類も大きな役割を担っています。(マイクロンが果たしている役割については、マイクロンのサステナビリティレポートをご覧ください) マカフィー氏の基調講演では、地球を守り、未来の世代のために生活の質を高める上で私たち一人ひとりができることをご覧いただけます。
このビデオで述べられている見解と意見は、アンドリュー・マカフィー氏のものであり、Micron Technology, Inc.のものではありません。『More From Less: The Surprising Story of How We Learned to Prosper Using Fewer Resources — and What Happens Next』はマカフィー氏の著書です。マイクロンはこの著書のスポンサーではありません。