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Microsoft Storage Spaces Directは、IOパフォーマンスが驚異的です

トニー・アンスリー | 2017年9月

今年のMicrosoft Igniteショーに向けて(マイクロンはイベントのスポンサーです)、私のチームはMicrosoft’s Fall Update 2017のServer Coreの初期ビルドを使用してテストを実施しています。特に、Storage Spaces Direct(S2D)のパフォーマンスと、それがMicron 5100 SATA SSDなどのソリッドステートメディアでどれだけ高いパフォーマンスを発揮するかに非常に興味を持っています。

現時点までの経験に基づき、今年後半にS2Dがリリースされた後に再評価を行いますが、S2DのIOパフォーマンスは真に驚異的です。私たちは、初期の結果を記録した技術概要を公開しました。これは、私たちがテストしてきたさまざまな他のハイパーコンバージドソフトウェア定義ストレージソリューションの経験に基づく予想をはるかに超えるものでした。小さなブロック(4KiB)でのランダムIOは、通常エンタープライズのOLTPのようなデータセンターアプリケーションを表すために使用されますが、広範なキュー深度や業界標準で一般的に使用される読み取り/書き込み比率において優れたIOパフォーマンスを示しました(下記のチャートを参照ください)。一般的なOLTPワークロードは、70/30の読み取り/書き込み比率で作動しますが、このパラメータを使用した場合、32台のSATA SSDを4ノードのHyper-Vクラスターに分散配置することで、600,000 IOPS以上を達成しました。この数字は、VMサーバーレイヤーで測定したものです。テスト構成では、データ保護スキームとしてトリプルミラーリングを使用したため、600,000 IOPSはデバイスレベル1では約1,000,000 IOPSに相当します!クラスターに32台のSSDを使用すると、1台あたりの混合負荷に対して31,000以上のIOPSが得られます。

小さなブロックのランダムIOプロファイルを比較したグラフ

これまでのS2DとMicron SSDの経験に関する詳細は、技術概要をダウンロードしてください。また、フロリダ州オーランドで開催されるMicrosoft Igniteに参加される方は、マイクロンのブースにお立ち寄りいただければ、これまでの成果や今後のS2Dプロジェクトの計画について、より詳しくお話することができます。

Igniteでお会いしましょう!

1 トリプルミラーリングでは、1回のVMレベルの書き込みに対して、3回のSSDレベルの書き込みが必要です。70%の読み取りと30%の書き込みから成るVM IOワークロードでは、(0.3 × 計測されたIOPS)× 3 + (0.7 × 計測されたIOPS)というSSDレベルのIOPSワークロードとなります。つまり、私たちの624,000 IOPSは、=(0.3 × 624,000)× 3 + (0.7 × 624,000)となり、=561,600 + 436,800=で、SSDインターフェースでは998,400 IOPSになります。

Principal Technical Marketing Engineer, SBU

Tony Ansley

Tony is a 34-year technology leader in server architectures and storage technologies and their application in meeting customer’s business and technology requirements. He enjoys fast cars, travel, and spending time with family — not necessarily in that order.