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環境、健康、および安全に関するポリシー

資源保全

半導体製造業は環境に対して非常にクリーンな業界であると考えられています。マイクロンはアイダホ州最大の雇用主ですが、トレジャーバレーにおける汚染物質の排出量のうち、マイクロンによるものは1%未満です (大気汚染の大部分は車両から排出されます)。マイクロンは環境への取り組みに誇りを持っており、常に改善に努めています。マイクロンの水保全と汚染防止プログラムに関する情報を以下にまとめました。

水保全

マイクロンは現在、日々半導体の生産に使用する水の70~80%を再利用しています。これと比較して、1995年の再利用率は30%でした。マイクロンは今後もこの割合を高められるよう、さまざまな方法を模索していきます。

回収した水は再利用のために生産工程に戻されるか、火災時の消化システムの予備、庭園の灌漑用水、冷却塔やボイラーの補給水、ツールの冷却などの用途に向けてサイトに供給されます。

さらなる保全の取り組みとして、マイクロンは節水タイプのトイレと自動で水量を抑制する蛇口を取り付けました。

マイクロンの水保全と再生プログラムの中核にあるのは、現地の地下水供給への依存度を減らすことであり、これはマイクロンが掲げる主要な保全目標の1つです。マイクロンの再生システムは半導体業界における水利用習慣のモデルとなっています。

マイクロンは水保全へのイノベーションと取り組みに関する功績が認められ、米国水道協会の太平洋側北西部セクションから表彰を受けました。

汚染防止

半導体の製造では、さまざまな種類の化学物質を使用する必要があります。マイクロンの製造プロセスで使用される化学物質の大部分は、日常の家庭用洗剤や肥料、身近にある小売店で売られている一般的な製品に含まれるものと同じです。ただし、濃度にかかわらず、そうした化学物質の取り扱いが不適切である場合は、危険を引き起こす可能性があります。マイクロンは化学物質を適切に管理する責任を真摯に受け止めています。

マイクロンは製造プロセスにおける化学物質を継続して低減するためのプログラムに積極的に取り組んでいます。新しい化学物質を現場に取り入れる場合は、前もってマイクロンの化学物質審査委員会の審査を受けることが義務付けられています。審査により、政府の環境・安全基準に確実に準拠していることを証明できるという仕組みを構築しています。マイクロンによる汚染防止の取り組みでは、マイクロンが環境に及ぼす影響を削減できるよう進めています。この取り組みの一部を以下にご紹介します。

  • マイクロンは製造プロセスで使用した化学物質を回収する廃棄物回収システムを開発しました。マイクロンは使用済みの化学物質を別の会社に運搬しています。その後、化学物質は洗浄化合物の生産に使用されます。
  • マイクロンは調査の末、フォトリソグラフィープロセスで使用する化学物質の代替物を発見しました。この代替物により、排出量を80%削減することに成功しました。
  • そのほか、機器の拭き掃除に使用していたクリーナーの代替品を探し、新たな製品を導入しました。代替クリーナーの使用により、排出量を70%削減できました。

マイクロンは環境への取り組みに誇りを持っており、常に改善に努めています。マイクロンは、新しいアイデアやテクノロジーの登場に応じてそれらを活用し、再生や再利用プログラムに継続して投資しています。