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NANDフラッシュ

オープンNANDフラッシュインターフェース(ONFI)

ONFIは、マイクロンをはじめとする多くのNANDフラッシュサプライヤー、コントローラメーカー、設計者による規格です。ONFIワーキンググループの主な目的は、NANDフラッシュメモリとの通信に使用されるインターフェイスのオープンスタンダードを開発することです。 

ONFIのメリット

ONFI規格は、異なるベンダーからの適合NANDデバイス間の互換性と相互運用性を向上させます。これにより、標準デバイスのサプライベースが増加し、設計時間の短縮や市場投入までの時間が加速します。

主な特徴

  • パラメータページは、リビジョン情報、機能、構成タイミング、その他のベンダー固有のデータを記述することで、デバイス間の不整合を解決します
  • 非同期およびソース同期サポート
  • 互換性により、新規NANDデバイスの認定を簡素化
  • 低消費電力DDR I/O
  • 高密度アプリケーションのスケーラビリティ
  • マイクロン、Intel、Hynix、ST Microelectronics、Phison、Sony、その他60社以上のトップレベルの企業から幅広い支持を得ています

ONFIを採用する理由

  • 設計の迅速化と容易化:ONFIのパラメータページは、デバイスの関連するすべての能力をコントローラに提供し、設計、認定、テストを迅速化します。
  • 高速化:双方向ソース同期DQSとスケーラブルI/Oインターフェイスにより、可能な限り最速のNANDデータレートを実現します。また、1台のNANDデバイス(または10台のNANDデバイス)を簡単に最適化します。
  • 再クオリフィケーションが不要:標準化された互換性により、ピンと機能のドロップイン互換性と統合を可能にします。ONFI標準化されたデバイスは、同じファームウェアとソフトウェアを使用することができ、高価なドライバテストを必要としません。
  • 柔軟なパッケージング:ONFIの業界標準BGAパッケージは、非同期とソース同期の両方のインターフェイスに対応し、ノイズの低減と優れたシグナルインテグリティを提供します。