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データセンター

Micron 7400 SSD:厳しい要件のあるデータセンター向けのソリッドステートストレージ

ジェームズ・スラッテリー | 2021年10月

データセンターのワークロードは常に進化しています。わずか数年で、人工知能(AI)が研究テーマから高価値データセンターワークロードへの統合へと急速に移行し、過去2年間でAIプロジェクトは5倍の成長が計画されました。1

異種コンピューティングスケールが、より大規模なクラスのワークロードで使用されています。IEEEは最近の論文で、「…異種コンピューティングアーキテクチャーは長年にわたり世界最先端のスーパーコンピューターに電力を供給しており、現在では業界全体にわたりいちだんと広範に採用が拡大している」と指摘しています。2

SSDあたりの容量は増え続けています。Forward Insightsによると、エンタープライズPCIe SSDの平均容量は今後5年間で70%以上増加し、6,403GB(2020~2025年)になると予測されています。3

Micron 7400 SSD ES.1フォームファクタ、高さ(Zハイト)25mm

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Micron 7400 SSD ES.1フォームファクタ、高さ(Zハイト)25mm

同レポートでは、フラッシュ最適化エンタープライズおよびデータセンターSSDフォームファクタ(EDSFF)E1およびE3が、エンタープライズSSDフォームファクタ全体の構成の重要な部分になるとも予測されています(2025年までに約16%)。M.2やU.2などの従来のフォームファクタの需要は同じ期間に減少していますが、それでもこのSSDミックスの大部分を占めています。つまり、データセンター設計者は、M.2およびU.2からEDSFFフォームファクタへの移行期間中、高い柔軟性が求められることになります。

インテリジェントエッジは成長を続けており4、企業はデータの発生源に近い場所でデータの取得や分析を行う一方で、効率性、コスト削減、柔軟性、モビリティなど多岐にわたり、クラウドアーキテクチャーの利点を活用しています5。こうしたトレンドにより、エッジからクラウドまで拡張できる需要に柔軟に対応できるSSDが求められています。

こうして進歩するにつれ、私たちは依然として課題に直面しています。たとえば、セキュリティは企業にとって最優先事項です。2021年上半期のデータ侵害では、188億件の記録が漏洩しました6。エッジからクラウドまで、製品ライフサイクル全体を通じてインフラストラクチャを保護するには、新しく、シンプルで、スケーラブルかつ費用対効果の高いアプローチが必要です。

昨今の高まる需要と将来の要求を満たすには、ストレージが進化する必要があります。こうした困難な状況で成功するには、ストレージソリューションの柔軟性、パフォーマンス、セキュリティの3つが必要です。

これら3つすべてを満たすために、マイクロンはNVM Express™(NVMe™)を搭載したMicron® 7400 SSDを構築しました。ワークロード調整されたパフォーマンスと強化されたデータセキュリティにより、今日および将来のサーバーニーズを満たすストレージです。

多様な設計に対応する柔軟性

Micron 7400 SSDは、データセンター向けに世界で最も幅広いSSDポートフォリオ7を提供します。U.3、M.2、E1.Sフォームファクタを採用し、進化する電力と熱のニーズを満たすように設計されています。400GB~7.68TBの幅広い容量範囲に対応し、ブート用途から大容量ストレージアプリケーションまで幅広くサポートします。7mmと15mmの高さ(Zハイト)を備えた唯一の8PCIe Gen4 U.3フォームファクタです。また、サーバーブート用に特化して設計された、電力損失保護機能を伴う唯一の8PCIe Gen4 M.2 22 x 80mmです。

フォームファクタ顧客に求められる理由容量範囲
E1.Sクラウドおよび1Uパフォーマンス重視の設計に最適です。E1.Sは、プライマリデータストレージ用に、5.9mm、15mm、25mmの高さ(Zハイト)で多数の容量オプションを提供します。800GB

3.84TB
U.3U.2互換性を備えた既存のホットスワップ機能を活用する標準サーバー向けに設計され、2つの高さ(Zハイト)設計(7mmと15mm)で利用できます。800GB

7.68TB
M.2システムブート用のボードマウントストレージ(超小型データストレージ用にグループ化も可能)には、電力損失保護機能を備えたM.2 22 x 80mm SSDが含まれます。9400GB

3.84TB
Micron 7400 U.3製品ファミリー

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U.3、M.2、E1.SフォームファクタのMicron 7400 SSD製品ファミリー。

スケーリング可能なPCIe Gen4パフォーマンス

Micron 7400 SSDはPCIe Gen4ネイティブで、PCIe Gen3との互換性があるため、PCIe Gen3およびPCIe Gen4サーバーで使用できます。Micron 7400 SSDは、この前方互換性と後方互換性を使用して、Gen4への移行を容易にします。すべてのMicron 7400 SSDはGen4およびGen3プラットフォームで動作可能なため、調達とサポートが簡単に行えます。

Micron 7400は、必要なパフォーマンスとスケールを提供します。

  • NVMe(Micron 7300 SSD)を搭載した前世代データセンターSSDの2倍のスループット
  • 128個のNVMeネームスペースで構成可能性を最大化
  • 完全なPCIe Gen3互換性を備えたGen4 PCIeネイティブで、データセンターの移行が容易

最も貴重な資産のためのセキュリティ9

Micron 7400 SSDは、マイクロンのセキュリティに関するノウハウを活用しつつセキュリティの最前線に位置するとともに、ハードウェア主導のパフォーマンスによりデータの安全性を確保するための広範な機能を提供します。

  • ハードウェア・セキュリティ・アイランド
  • 物理的隔離を備えた専用のセキュリティ処理ハードウェアは、キー管理に対する保護レベルを高めます。署名入りファームウェアバイナリ
  • ファームウェア更新イメージはマイクロンが署名し、Micron 7400 SSDが検証し、マイクロンが承認したファームウェアのみがロードされていることを保証します。暗号化消去/サニタイズ
  • これらは、SSD上のデータが侵害されないようにする役割を果たします。現在知られている復号化技術で、データを読み取れるものはほとんどありません。安全なネームスペース
  • TCG Opalバージョン2.0は、ネームスペース全体とネームスペース内のLBA範囲をロックするための標準仕様を定義しています。仕様はこちらからダウンロードできます。
Micron 7400 M.2 22 x 80mm SSD

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M.2、22 x 80mmフォームファクタのMicron 7400 SSD。

マイクロン初のOCP対応SSD

Open Compute Project(OCP)は、活発で標準化されたエコシステムを構築するにあたっての仕様を開発し、公開しています。このエコシステムは、クラウドから分散エッジに至るまで、実装の複雑さを軽減し、最新のテクノロジーの市場投入までの時間を短縮します。

マイクロンは何十年にもわたってこのような業界標準を支援してきました。そして今後も、世界における迅速なイノベーションの基盤として支持し続けていきます。Micron 7400 SSDは、一部のOCP導入向けに設計されたマイクロン初のSSDで10、EDSFFフォームファクタで提供されています。

まとめ

Micron 7400 SSDのリリースにより、NANDのリーダーシップ、コントローラ設計、DRAMのノウハウ、グローバルなカスタマーラボ、世界クラスのサプライチェーン、製造業組織の利点をすべて、データセンターSSDの開発に活かすことができます。

マイクロンのイノベーションとテクノロジーのリーダーシップが築き上げた歴史を土台として、Micron 7400 SSDのリリースにより、進化するデータセンターのワークロード要件を満たす柔軟性、パフォーマンス、最先端のセキュリティを実現します。

詳細については、データセンターSSDストレージソリューションをご覧ください。

  

  

1 Gartner AIおよびML開発戦略、Gartner、2019年7月(https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2019-07-15-gartner-survey-reveals-leading-organizations-expect-t)。
2 複雑な科学的発見ワークフローのための異種コンピューティングシステム(https://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/9474061
3 Forward Insightsレポート「SSD Update Q3/21」
4 エッジコンピューティングの"エッジ"とはどこか、なぜ重要か --可能性を探る(https://www.zdnet.com/article/where-the-edge-is-in-edge-computing-why-it-matters-and-how-we-use-it/
5 クラウドコンピューティングが企業にもたらす14の驚くべきメリット(https://www.techfunnel.com/information-technology/benefits-of-cloud-computing/
6 2021年上半期のデータ侵害により、188億件もの記録が漏洩(https://www.securitymagazine.com/articles/95793-data-breaches-in-the-first-half-of-2021-exposed-188-billion-records
7 本記述は、Micron 7400 SSDと、NVMe™を搭載したその他の利用可能なオープンマーケットのデータセンターSSDとの比較に基づいています。Micron 7400は7つのフォームファクタをサポートし、400GB~7.68TBまでの容量範囲、7mmと15mmの高さ(Zハイト)でU.3として利用可能です。また、サーバーブート専用に電力損失保護機能を備えた唯一のPCIe Gen4 M.2 22 x 80mmです。
8 本記述は、Micron 7400 SSDと、NVMe™を搭載したその他の利用可能なオープンマーケットのデータセンターSSD(製品発売時)との比較に基づいています。
9 あらゆる状況で絶対的なセキュリティを提供できるハードウェア、ソフトウェア、システムは存在しません。マイクロンは、セキュリティ機能を搭載した製品の場合を含め、マイクロン製品の使用によって生じたデータの喪失、盗難、破損について責任を負いません。すべての機能がすべての製品で利用できるわけではありません。
10 Micron 7400 SSDは、Open Compute Project NVMe Cloud SSD Specification 1.0aのほぼすべての要件に準拠しています。詳細については、アカウントマネージャーにお問い合わせください。

(本書に記載されているすべての記述は、発行日時点で有効です。)

SSD製品ライン管理担当ディレクター

James Slattery

ジェームズ・スラッタリーは、NANDおよびストレージ業界で20年のキャリアを持つ専門家です。2014年にマイクロンに入社したジェームズは、データセンターSSD製品の計画、戦略、事業開発を指揮しています。ノースウェスタン大学のケロッグ経営大学院でMBAを取得しているほか、ジャズ演奏の修士号と音楽の学士号を取得しています。

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