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地域社会

地域社会に力をもたらす 変化をもたらすというマイクロン財団の使命

エイプリル・アーンゼン | 2024年4月


マイクロン財団は、慈善活動、ボランティア活動、STEM教育を通じて非営利団体や地域社会を支援するという使命のもと、 すべての人のために機会を創出するという社会的影響をもたらしています。2023年、財団は世界35カ所で1,100万ドル以上を寄付し、230万人以上の人々の生活に貢献したことを誇りに思います。先日私たちは、財団の1年間の歩みと成果を紹介する2023年Micron Gives年次報告書、「変化をもたらすという使命を胸に」を発表しました。

2023年Micron Gives年次報告書、「変化をもたらすという使命を胸に」をダウンロードする

STEM教育と未来のキャリアへのアクセスを増やす

マイクロン財団は、地方都市から大都市まで、幼稚園から博士課程まで、すべての学習者がSTEM教育にアクセスできる環境を整えています。STEMへの関心を高めるため、財団はSTEM教育を早期に導入するプログラムを支援しています。小中学生にSTEMの実践的な体験の機会を提供することで、女子生徒や障がい者、あるいは十分な学習機会のなかった地方出身者が、STEMへの好奇心の探求を妨げる障壁を取り除く手助けをしています。このような学問的概念に早期に焦点を当てることで、生徒たちは将来のキャリアにおいてテクノロジーに重点を置いた職業との出会いに備えることができます

マイクロン財団の代表的なプログラムであるChip CampとGirls Going Techは、世界中の学生グループにアプローチする上で私たちが頼りにしている主な手段です。財団は、実践的なカリキュラムでの成功を生かし、昨年はChip Campを、聴覚障害のある学生を対象とした中国を含む、世界5カ所に新たに拡大しました。また、人気の高いGirls Going Techプログラムを初めてスペイン語で実施し、ニューヨーク州中部の女子中学生が母語で没入型の体験に参加できるようにしました。

ボイシのGirls Going Techでのボランティア活動


これは単なる始まりにすぎません。財団はまた、従来の4年制学位の取得以外の中等教育修了後の進路も支援しています。代替的な進路には、技能習得プログラム、実習制度、二年制大学コース、専門訓練コースなどがあります。私たちにとってのアクセスとは、多様な機会を設け、人々が今いる場所で会い、やりがいのある長期的なキャリアへの架け橋を築くことです

地域を豊かにする

マイクロン財団は、その使命に合わせたアプローチをとります。地域の課題を理解し、地域社会のパートナーと協力することで、それぞれの場所で前向きで有意義な変化をもたらすきっかけを作ることができます。例えば、マレーシアのペナン州にあるResilient Cities Networkに助成金を提供し、同州のレジリエンスを高め、気候変動に適応する取り組みを通じて、脆弱なコミュニティを保護できるよう支援しています。またインドでは、地元の学校で若者のSTEM教育、イノベーションと起業家精神を育成する2つのTinkering Labsの開設を支援しました。アイダホ州ボイシでは、Campaign to End Family Homelessnessを支援し、住居の供給待ち状態にあった人々の数を約55%減らすことに貢献しました。イタリアのモンツァ市では、自閉症の人々を雇用し、社会的インクルージョンのスペースを作るレストランプロジェクト、PizzAutに貢献しました。

イタリアのカントリーマネージャー、ロベルト・ベズとPizzAutの創設者、ニコ・アカンポラ


恩返しをする文化の創造 

マイクロンのチームメンバーは、財団のミッションにおいて重要な役割を果たしています。会社が同額を上乗せして行うマッチング寄付から、実践的な体験でのボランティア活動まで、マイクロンのチームメンバーはさまざまな方法で地域社会に関わっています。こうした活動は、財団が組織したものであれ、個人のイニシアチブで独自に支援したものであれ、目に見える前向きな変化を生み出しています。

2023年には、以下のとおり記録的な数のチームメンバーが活動に参加したことを大変誇らしく思っています。

  • 従業員の81.5%が、2,532の独自の活動に資金援助を行うかボランティアとして参加 
  • 34,000人以上のチームメンバーが累計20万時間のボランティア活動に参加
  • グローバルチームが280万ドル寄付した他、マッチング寄付を通して250万ドルを追加で寄付し、地域社会に貢献  

チームメンバーの参加が年々増加し、集団的な影響を与えているというのは、とても喜ばしいことです。マイクロン財団とボランティアが地域社会を向上させるための取り組みを継続する中、どれほど小さいことでも、集団としての行動が永続的変化をもたらし得るということを再認識させられています。

マイクロンボランティア感謝月間を迎えるにあたり、変化をもたらすために継続的に取り組んでいるチームメンバー全員に感謝したいと思います。彼らの力強い取り組みを共有できることを誇らしく思います。2020年以降のボランティア活動時間は、100万時間に到達する見通しです!

マイクロンボランティア活動 変化をもたらすという使命を胸に

この動画は、熱心なボランティアとその影響力を紹介しています。

グループと共に笑顔を見せるエイプリル・アーンゼン

マイクロンのボランティアから日々刺激を受けています。私たちのチームメンバーの活動例をいくつかご紹介できることを光栄に思います。
 

フジモトテルヒコは、日本で赤十字社が地震の被災者を支援しているのを見て、ボランティアをしたいと思うようになりました
 
サラ・ウーは、Taiwan Reforestation Associationのボランティアとして、若い参加者に生物多様性の重要性について教えています。
 
クリスタル・タンは、マレーシアの自分が暮らす地域で自閉症の子どもたちとのボランティア活動をしています。

ジョードン・オンは、シンガポールのSenior Befriendingでボランティア活動をしています。この団体は、在宅の高齢者とボランティアをつなぎ、高齢者を訪問したり、用事のために外出したりする手助けをしています。


注: 2023年Micron Gives年次報告書 では、慈善活動の啓発や集団として行動することの価値について、さらなる洞察を提供しています。

EVP and Chief People Officer

April Arnzen

April Arnzen is executive vice president and chief people officer at Micron Technology. She also serves as president of the Micron Foundation. She leads Micron’s people strategy with a focus on inspiring a culture that embraces performance, growth and inclusion for our global diverse workforce. Arnzen has led the transformation of many of Micron’s people programs and is passionate about strengthening DEI at Micron and in the communities where we live and work.