毎年、 マイクロンの従業員リソースグループ(ERG) リーダーが世界中から集結し、振り返りを行い、充電し、リフレッシュします。リーダーたちは、マイクロンのインクルージョンアンバサダーとして、インクルージョンとイノベーションが交差する場でチームメンバー全員の潜在能力を引き出します。ERGリーダーたちのたゆみない努力は、多様な労働力と私たちが仕える地域社会の無限の可能性に光を当てています。
今年のテーマは、ERGのグローバルな効果を高めるために不可欠な4つの 「I」、すなわち、インクルージョン(包摂)、イノベーション(革新)、インターセクショナリティ(交差性)、インパクト(影響)に焦点を当てています。この4つの力強い言葉は、マイクロンのERGリーダーおよびメンバーの活動を要約するものです。地域社会でのERGの情熱的な支援活動により、マイクロンのすべてのチームメンバー、ベンダー、顧客は、敬意とつながりの文化を経験します。詩人のマヤ・アンジェロウは、かつてこう言いました。「人々はあなたが何をしたか、あるいは何を言ったかは覚えていないかもしれませんが、あなたがその人たちをどういう気持ちにさせたかはずっと覚えているのです」。私たちが関わるすべての人が、理解され、耳を傾けられ、評価され、尊重されていると感じられるよう、マイクロンを支援することがERGの役割です。
私たちは、インクルージョンから始めます。インクルージョンは、マイクロンの世界での立ち位置に永続的かつ持続的な影響を与えます。私たちは、半導体業界のすべての企業が、従業員の多様性を高めるためにもっと努力が必要であることを認識しています。また、あらゆる背景や経験を持つ人々がマイクロンの門をくぐったとき、独自の視点やインサイトを共有しやすいと感じられる場を提供することに、力を注いでいます。ERGのリーダーやメンバーは、それぞれの地域社会が抱える課題について認識を高めるプログラムを立ち上げ、全体の理解と共感を促進する取り組みをしています。こうしたチームメンバーは、私たちの価値観の中心は「人」であることを体現し、私たちがどのように他者に力を与え、互いを思いやるかを定義しています。
インクルージョンが重要なのは、イノベーションを加速させるアイデアを共有し、現状に挑戦するためには、安全な職場環境が不可欠であるからです。マッキンゼーの調査によると、人種的に多様性のある企業は、多様性のない企業のパフォーマンスを35%上回る可能性があるということです。ロベルト・ロドリゲス博士は、ERGサミットの基調講演者であり、評判の高いDEIのオピニオンリーダーです。博士は、さまざまな会議に参加し、インクルーシブ採用をサポートするなど、マイクロンの事業へのERGリーダーの影響力を高めるため、力強いアイデアを共有してくれました。ロドリゲス博士は、2年前の初のサミットに参加した際、マイクロンのERGプログラムが戦略的に文化、キャリア、地域社会、商業と足並みがそろうよう、業界をリードする ERGの4Cモデル をプログラムに組み入れる手助けをしてくれました。今年は、ERGリーダーがメンバーに持ち帰ることのできる、より多くの革新的なアイデアを共有いただきました。それは、日々の業務においてマイクロンのダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョンの取り組みの前進に確実に貢献するものです。
新しい支部のリーダーからベテランのグローバルリーダーまで、各ERGリーダーは、大変喜ばしいことに、よりインクルーシブな職場づくりのための独創的な取り組みを紹介してくれました。どのエピソードも、すべての個人が大切にされ、力付けられていると感じられる文化を育むことへの情熱と責任を映し出していました。ERGリーダーたちは、独創的なプログラムを導入し、対話を始め、組織全体に大きな波及効果をもたらした取り組みを擁護し、小さな一歩でも力強い変化を生み出すことができることを思い出させてくれました。
イノベーションとインクルージョンが出会う地点に焦点を当てるとき、私たち全員に、 交差性と呼ばれる複数の多様な側面があることも忘れてはなりません。私たち自身と他者の交差する属性を理解することは、私たちの無意識の偏見に対処し、すべての人々が帰属意識を持つことのできる余地を作るのに役立ちます。こうしたことから、ERGのリーダーは、交差性を探求する没入型ワークショップに参加し、他者の立場で世界を体験すると共に、交差性の概念が私たちそれぞれの世界の見方や世界との関わりにどう影響するかを学びました。
最後に、こうした活動が目指しているのは、マイクロンの事業においてERGの 影響力 を高めることです。そのためにERGのリーダーは、優れた取り組みにつながる新しい道を探求しています。マイクロンのグローバル従業員の40%以上が、10グループあるERGのうち少なくとも1つに所属しています。このような参加率の高まりは、企業全体の変革の推進に役立っています。マイクロンでは、クローズドキャプション付きZoomミーティングなどのデジタルツールを使用した難聴者のアクセシビリティを確保した他、新しいチームメンバーだけでなく他のメンターにも思慮深い助言を与えているメンターを対象としたサポートも提供しています。ERGのリーダーは、成長マインドを持ち、継続的な改善を行うことで、自分たちの影響力を強化し、ダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョンプログラムの成果を高めることに力を注いでいます。
マイクロンはまた、ERGリーダーの功労に報いることを信条としています。私たちは、マイクロンが 株式付与を通じてERGリーダーの功労に報いている Iわずか6%の企業の1つであることを誇りに思っています。変化し続ける世界において、私たちはこれまで以上にERGチームの取り組みと集中力を必要としています。マイクロンのダイバーシティインクルージョン最高責任者のフラン・ディラードは、「共に、前向きな変化を促し、すべての人にとって真にインクルーシブで公平な未来を創造する画期的なイノベーションを目指しましょう」と呼びかけました。私たちのリーダーたちは結束し、マイクロンと私たちを取り巻く世界への影響力を高めるべく、その才能を生かす決意を新たにしました。