昨年マイクロンインドがマイクロン大学研究連携協定(URAM)を立ち上げた時の狙いは、対話と知識の共有を促進するコラボレーションネットワークを構築すること、国内トップレベルのエンジニア間のつながりを活発化させること、学生たちにマイクロンに入社したいという意欲を持たせることです。インドの一流大学のうち12校が、総合的なプログラムが提供するさまざまな手段を通じてマイクロンと連携することを決め、URAMの立ち上げに参加しました。
1年目の進捗
過去12ヵ月間にわたり、私たちは基盤となるパートナーシップを構築しながら、何千人もの学生や研究者にマイクロンを紹介し、すべての人々の生活を豊かにするためにマイクロンのメモリとストレージソリューションが果たす役割を説明してきました。
このプログラムに対するマイクロンの約束については、マイクロン社長兼CEOのサンジェイ・メロートラが昨年秋に行った就任記念講演で発表がありました。その後の数ヵ月で、1,000人以上の学生と教授陣が、世界有数の発明実績を誇るマイクロンきっての発明家ガーテジ・サンドゥと、マイクロンのモバイルビジネスユニット担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるラジ・タルーリの講演に参加しました。最高事業責任者スミット・サダナとグローバル事業担当エグゼクティブバイスプレジデントのマニッシュ・バーティアも近日登壇予定です。
プログラムでは、基調講演に加え、ワークショップやメンターシッププログラム、技術的な内容に関するウェビナー、ハッカソン、一部の共同研究も開催されました。セキュリティや信頼性、材料特性評価を含む先進的なメモリアプリケーションに関する複数の研究提案が、アライアンスメンバーの協力のもと現在進行段階にあります。
次のステップ
マイクロンがどのような企業か、そしてデータエコノミーにおけるメモリとストレージの新たな役割がより強く認識されたことで、マイクロンはキャンパスでの採用スケジュールを一気に1日4枠から0枠にしました。インドの優秀なエンジニア200名が昨年のキャンパスシーズンに採用され、7月に入社しました。
2021年のキャンパスシーズンを目前に控え、新たに8校の大学をURAMに加えました。それに伴い、奨学金や厳選された知識セッション、オープンイノベーションチャレンジ、より高度な共同研究などを加え、プログラムの範囲を拡大しました。私たちは気力を新たにまたキャンパスにお邪魔し、今シーズンは300名以上の採用を予定しています。
URAMへようこそ!
2,400名以上の従業員を擁するマイクロンインドの事業は一定の水準に達しており、各チームは現在取り組んでいる設計や製品ロードマップに大きな貢献を果たしてきました。マイクロンの変革とイノベーションのハブになるための次のステップを可能にするのは、私たちが惹きつけ、採用し、確保できる人材の資質です。
今後数年間で従業員数を5,000人に拡大する計画を考慮すると、URAMは大学や政府機関、業界と関わりを持ち、連携していくための重要なプラットフォームと言えます。