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ニューヨークへようこそ:マイクロン、メガファブの進捗に伴いオフィス所在地を決定

スコット・ガツェマイアー | 2024年9月

2022年にマイクロンの最先端メモリメガファブをクレイに建設すると発表して以来、マイクロンはニューヨーク州中部で様々な取り組みを進めています。地域の集会や現地の学校での『Chip Camp』、さらには何千人もの子供や家族、米国大統領までが訪れた博物館での展示会など、その活動は幅広く展開されています。

そして今、マイクロンは、新たな場所、シラキュースにでの取り組みを開始しようとしています。

 

マイクロンのオフィスについて


マイクロンは、シラキュースのダウンタウン、ウェストファイエット通りにあるOne Lincoln Center内にオフィスを構える予定です。間もなくそのビルの屋上にはマイクロンの看板が設置され、市内にに足を踏み入れる人たちが目にすることになるでしょう。

One Lincoln Center内のマイクロンのオフィススペースは、地元の調達チーム、設備建設チーム、事業チーム、政府・公共関係チーム、ピープルチームの今後の拠点となる予定です。マイクロンのオフィスには、地域社会および就職のための路面スペースも設けられる予定です。このスペースは、地域の人材強化に向けて、現地の人がプロジェクトについて学んだり、採用リソースにアクセスしたりするための拠点となります。

マイクロンのニーズに合わせて内部スペースを設計し、設備を装備する予定です。私たちは、アフリカ系アメリカ人が経営する地元企業、E. Smith Contractorsと提携できることを大変嬉しく思っています。同社は、MWVBEs(マイノリティー、女性または退役軍人が所有する企業)との連携が、私たちのニューヨーク州での事業拡大の取り組みの1つであり、私たちの責任でもあることを理解してくれています。正式オープンの詳細については、来年に向けて入居準備が整い次第、発表する予定です。
 

チームメンバーにとっては単なるスペース以上のもの


シラキュース市へ進出した理由は、ホワイトパイン工業団地からほど近い場所にマイクロンチームの要望に合致するスペースを見つけることができたからに留まりません。 多くの現地行政担当者や機関と密接に協力するなかで、シラキュース市内がニューヨーク州中部の中心として、地域社会への取り組み、地元サプライチェーンの構築、人材開発において理想的なハブであることが明らかになりました

昨年、マイクロンは地元でフルタイムの採用を開始しました。施設の建設や環境コンプライアンスのほか、サプライヤーのダイバーシティや渉外業務など、クレイプロジェクトの可能性とメリットの最大化に貢献する地元チームを築いていく予定です。

マイクロンは現在、施設建設および調達チームの一員としてニューヨーク州中部で活動する様々な雇用機会を提供しています。このような機会の詳細については、micron.com/about/careersをご覧ください。

ニューヨーク州中部における事業を推進し、マイクロンのブランドをさらに高めるため、優秀な人材を積極的に採用していくことは、私たちの目標達成に向けた第一歩です。世界をリードする最先端のメモリチップ生産を通して、世界の次の偉大なイノベーションを支える準備を進めています。今後数年にわたり、さらに大きな進展をご期待ください。

ニューヨーク州中部へのマイクロンの進出に関する詳細は、ウェブサイトをご覧ください。
 

祝辞:
 

「本日、マイクロンがニューヨーク州中部に拠点を構えるという、大きな節目を迎えました。マイクロンの看板が、歴史あるシラキュースの街並みに輝く日が近づいています。Armory Squareに隣接するOne Lincoln Centerに、同社の新たなオフィスがオープンする予定です。」とチャック・シューマー上院院内総務は述べました。「マイクロンは、シラキュース市街地復興の中核を担うことになるでしょう。『CHIPSおよび科学法(CHIPS and Science Act)』が制定されたとき、私はこのような形で、新しい企業が州北部を拠点として製造や経営を行うことを期待していたのです。マイクロンの看板がシラキュースのOne Lincoln Centerの頂上で輝く今、ニューヨーク州中部の成長に限界がないことが日々明らかとなっています。シラキュースの未来は誰の目にも明るく輝いていくことでしょう」

「マイクロンがシラキュース市内にオフィスを構えることをニューヨーク州は歓迎します。これは、私たちの前向きで生産的なパートナーシップの機運を示す重要な節目なのです」とキャシー・ホウクルニューヨーク州知事は述べています。「私たちは共に、国内のチップ生産の活性化、半導体産業の強化、高賃金雇用の提供、今後何十年にもわたるニューヨーク州中部の経済機会の拡大を目指します」

「マイクロンによるこの歴史的な投資のおかげで、地域社会が盛り上がり、進化していることは確かです。本日、シラキュース市内にあるOne Lincoln Centerがマイクロンの新しいオフィス拠点となり、同ビルの屋上には同社の看板が設置されることが発表されました。オノンダガ郡とニューヨーク州中部が、郡内および世界における半導体メモリ技術の拠点となることを、私たちは間もなく目に見える形で実感することになるでしょう」とオノンダガ郡のライアン・マクマホン行政長官は述べています。「さらに強調したいのは、現在計画中のオフィススペースには地域社会および就職のためのセンターも設けられる予定です。地域の人々が、この歴史的なプロジェクトやこのまたとないチャンスをつかむための様々な手段について、より詳しく知る機会も提供されるということです。マイクロンとそのチームによるオノンダガ郡とニューヨーク州中部への揺るぎない尽力に感謝いたします」

「マイクロンをシラキュース市に迎えられることを大変光栄に思います マイクロンチームのメンバーが毎日市内に集うことで、街の中心部に活気が生まれ、シラキュースとオノンダガ郡全体にとって誇りとなるでしょう」とシラキュースのベン・ウォルシュ市長は述べています。「同社の決定は、シラキュース市内がこの地域の成長拠点として重要な役割を果たしていること、そして住むにも働くにも遊ぶにも魅力的な場所であることを反映しています。マイクロンのサンジェイ・メロートラCEOと全チームに対し、シラキュース市街地を選んでいただいたこと、そして地域で進められている革新的なメガファブ半導体工場のプロジェクトを継続していただいていることに感謝申し上げます」
 

オフィススペースのレンダリング:

 

マイクロンのLEDボードの前に座る男性

クレジット:In-Architects

レンダリングされた会議室

クレジット:In-Architects

ワークステーションの参考画像

クレジット:In-Architects

レンダリングされた待合室

クレジット:In-Architects

フロントエンド・米国事業拡大担当コーポレートバイスプレジデント

Scott Gatzemeier

スコット・ガッツェマイヤーは、マイクロンテクノロジーのフロントエンド・米国事業拡大担当コーポレートバイスプレジデントです。プローブ、ファブエンジニアリング、オペレーション、技術開発の分野で25年以上の経験を重ねてきたスコットは、ここ3年にわたり、米国内の拡張プロジェクトに携わっています。ボイシおよびニューヨークでのマイクロンの製造拡張プロジェクトでは担当責任者を務めています。

Scott Gatzemeier