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私たち(と地球)の未来のための再生可能エネルギーへの投資

グレッグ・グリーン | 2022年4月

このアースデイに、マイクロンのグローバル事業における再生可能エネルギー調達への取り組みを示す、最近締結した2つの契約をご紹介します。

先月私たちは、アイダホ州ボイシの本社近くに40メガワットの太陽光発電施設を建設するため、アイダホパワーと提携契約を結びました。このプロジェクトは、マイクロンにとって初の再生可能エネルギーの電力購入契約(PPA)であり、アイダホパワーとしても初のプロジェクトの一つです。PPAにより、マイクロンのような企業は、事業におけるサステナビリティの目標を達成するために、新たに専用の再生可能エネルギー資源を確保できるようになり、同時に電力会社は、自社システムに再生可能資源を新たに追加することができます。これはウィンウィンの関係です。マイクロンにとっては、2025年末までに米国における製造事業のエネルギー調達を100%再生可能エネルギーにするという目標達成への重要な一歩であり、2045年までに顧客に100%クリーンエネルギーを提供するという独自の目標を掲げているアイダホパワーにとっても重要な一歩です。このプロジェクトでは350エーカー以上の土地が活用され、アイダホ州におけるマイクロンの電力消費量の約20%が発電される予定です。

マレーシアでは、再生可能エネルギーの調達に異なるアプローチをとりました。昨年、エネルギー天然資源省はグリーン電力タリフ(GET)イニシアチブを設立しました。GETは、加入者が再生可能エネルギーによる電力を大規模に利用できるようにするもので、年間4,500ギガワット時(マレーシア半島で住宅60万戸に1ヶ月間電力を供給するのに十分な量)の電力の購入が可能になります。

4月20日、マイクロンマレーシアは、2022年には電力の100%を再生可能エネルギーで調達することを約束するGETへの加盟を発表しました。この合意により、マイクロンの各サイトは年間約12万トンの二酸化炭素を削減することになり、これは24,000台の乗用車が排出する二酸化炭素量に匹敵します。この合意により、マレーシアはマイクロンにとって初の100%グリーンエネルギー地域となりました。マイクロンのグローバル事業でより多くの再生可能エネルギーの調達を目指す私たちにとって、これは重要なマイルストーンです。

こうした合意も私たちの目標も複雑であるため、多くの変動要因をめぐり、ユーティリティ企業や政府機関と複雑な交渉をする必要があります。マイクロンチームは、長い時間をかけてこれら2つの合意に至りました。この経験は、サステナビリティの目標の促進に向けて、他のパートナーとの契約に活かすことのできる貴重な機会となりました。

これらの大規模な契約に加え、私たちは再生可能エネルギーのオンサイト発電について、業界のベストプラクティスに準拠することを約束しました。日本、シンガポール、台湾、米国では、屋上にソーラーパネルを設置しています。また、台湾A3クリーンルームは、マイクロンのサステナビリティの目標に従って設計された初の施設であることを誇りに思います。このクリーンルームはLEED認証のゴールドを取得しており、国際ウェルビルディング協会認証や台湾のサステナビリティ関連の賞も受賞しています。この建物には、雨水の採取も行う太陽光発電対応の屋上があり、キャンパスの屋外スペースの約30%が植物で覆われています。ファブには節水テクノロジーが導入されており、使われる水の75%が再利用され、リサイクルされています。この建物も、マイクロンが世界各地で行ってきた同様の建物の建設も、マイクロンがサステナビリティに熱心に取り組み、私たちの未来にどれほど投資しているかを表しています。そしてこれは、今年のアースデイのテーマ「私たちの地球」にも通じるものです。

 

Director, Global Procurement FACS Tool INST/FAB Support

Greg Green

In his 32 years at Micron, Greg Green has held a variety of roles ranging from front-end and back-end leadership positions in manufacturing to technology transfer. He’s currently director of indirect procurement focusing on securing renewable energy to drive Micron operations.