デザインツール
企業情報

2021年度サステナビリティレポート:節目と変化の一年

マーシャル・チェース | 2021年4月

マイクロンは本日、6回目となる年次サステナビリティレポートを発表しました。サステナビリティレポートは、マイクロンが利害関係者と深く関わり、人の情報利用を大きく変えてすべての人々の生活を豊かにするテクノロジーを創造していく中で、マイクロンの環境、社会、ガバナンスに関するプログラムの進捗状況を測る基準となるものです。さらに重要と思われる役割として、サステナビリティレポートはマイクロンがサステナビリティのリーダーとなるまでのロードマップとなります。

厳しい状況下にある企業の場合は、サステナビリティの優先度が低いかもしれません。しかし、マイクロンは違います。マイクロンの従業員(チームメンバー)も違います。サステナビリティレポートは「Fast Forward」と名付けられています。サステナビリティレポートは、マイクロンの価値観と地域、人、環境への責任を重視して困難に対処するマイクロンの取り組みを裏付けるものです。

2020年、マイクロンは野心的な環境目標の達成に着手しました。マイクロンがサステナビリティを非常に重視している理由と昨年7月までの進捗についてブログに掲載しています。マイクロンはこれまで、エネルギー、排出量、水、廃棄物に関する具体的で、長期の、期限を定めた運用目標を設けることで成功を重ねてきました。マイクロンが掲げる目標は、昨年末に発表したダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョンレポートで設定した目標を補完するものです。こちらも重要な節目となります。

完全なサステナビリティレポートに加えて、環境、社会、ガバナンスに関するプログラムの主な成果をまとめた進捗状況サマリーを発表しました。それらの成果について詳しくご覧になりたい方は、以下の両文書をご確認ください。

レポートの主な内容は以下にご紹介します。

イノベーション

マイクロンが高い成果を達成できたのは皆さんのご協力のおかげです。

この1年間で、環境と社会に関する戦略上の検討事項をマイクロンの戦略と事業運営により深く統合しました。マイクロンは2020年の混乱と課題にイノベーションによって対処しました。

マイクロンはコラボレーションを通じて、部署間でプログラムへの足並みを揃えるとともに、チームメンバーやその家族、さらにはチームメンバーやその家族が生活している場所へのサポートを強化しました。たとえば、パンデミックの影響を受けた地域や人の支援を目的として3,500万ドルを投じました。マイクロンの人事部(Human Resources)は、チームメンバーへのヘルスケアの強化など、マイクロンのサービスの進化をより反映するための人材組織(People)となりました。各サイトでは、各地域のニーズの変化を反映して環境、健康、安全のプロトコルを積極的に調整することで、パンデミックの動的性質に対応しました。

加速

パンデミックの緊急性と、社会正義をめぐる出来事により、変化し続けるチームメンバーのニーズと世界的な問題に対応する中で、マイクロンはサステナビリティプログラムを加速させる必要がありました。気候変動、COVID-19の危険性、ダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョン、米国や全世界の社会正義に関する懸念など、注意を要する重要な問題が非常に多くありました。私たちは粘り強さと俊敏さを発揮して各問題に取り組み、それまでよりも計画の評価と実行を早めました。

サステナビリティレポートでは、プログラムの高速化と組織間のコラボレーションによって以下のような成果を実現した方法をいくつか紹介しています。

  • マイクロンのエンゲージ!調査で76%という過去最高のスコアを達成
  • 9つの従業員リソースグループの参加者数が84%増加
  • チームメンバーの慈善寄付が400%増加

継続

2020年の新たな課題への対応に成功したのは、マイクロンがこれまでに築いてきたプログラム、目標、取り組みの強固な基盤のおかげです。とりわけ、過去最大の環境責任であるマイクロンの新しい目標が当てはまります。新しい期限付きの評価基準の基礎となった研究と情報収集の多くは昨年の初めからすでに進められていました。マイクロンはパンデミックへの対応でサステナビリティと統合プログラムのビジョンを拡大しながら、それらの野心的な目標の達成を目指し続けました。(目標の詳細については、下記の表を参照してください)

その結果、サステナビリティプログラムを継続的に前進・強化していることが評価され、マイクロンはダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに初めて選定されました。

マイクロン2021年サステナビリティプログラムの目標、大望、活動の概要

将来を見据える

マイクロンの最新のサステナビリティレポートには、称賛すべき大きな進歩が詳しく記されています。マイクロンは長い道のりを進んできました。しかし、マイクロンがサステナビリティのリーダーとなっていくには、まだ多くの課題が残されています。2020年の達成事項を評価基準としたり、テクノロジーやその他の分野における他の大手企業との比較を評価基準としたりすることはできません。

それよりも、未来に目を向ける必要があります。これからの数年や数十年で地球温暖化を抑制するために私たちができることはなんでしょうか? マイクロンがチームメンバーをサポートし、社会正義に関するリーダーシップを強化するにはどうすればよいでしょうか? ある地域の問題に対処した後、その教訓を全世界のすべてのサイトに適用するにはどうすればよいでしょうか?

それがリーダーが取り組むべき厳しい課題であり、マイクロンが取り組んでいることです。マイクロンはそれを実現します。2020年の実績が証明しているように、すべての人々の生活を豊かにするというマイクロンのビジョンと、そのビジョンを実現するためのチームメンバーのコラボレーション、イノベーション、粘り強さがあれば、実現できないことはありません。

Director, Sustainability

Marshall Chase

Director of Sustainability Marshall Chase partners with Micron’s senior leadership and our 40,000 team members worldwide to integrate environmental and social issues into Micron’s business strategy and operations.