マイクロンのテクノロジー用語集

VMware

クラウドコンピューティングの革新に大きく貢献したのが、VMware社の設立です。同社は1998年の創業以来、仮想化を支えてきました。仮想コンピューティング環境向けのソフトウェアソリューションを提供することで、多くの組織とそのITインフラを変革してきました。

VMwareの詳細については以下をご覧ください。また、マイクロンがどのようにお役に立てるかについては、セールスサポートチームまでお問い合わせください

VMwareとは何ですか?

VMwareの定義:VMwareは、物理的なコンピューターやサーバーを複数の仮想マシンに変換し、幅広いタスクに使用できるようにするソフトウェアを開発している企業です。

そのような機能は一般に仮想化と呼ばれ、コンピューターハードウェアの機能を複数の仮想マシン(VM)に分けることで、ハードウェアをより高速かつ効率的に使用できるようにします。

この仮想化ソフトウェアは、抽象化レイヤーを作成することで機能します。抽象化レイヤーの例として、スマートフォンのアプリでメッセージを送信する場合が挙げられます。アプリはメッセージ送信という作業をユーザーにとって分かりやすく簡略化しており、ユーザーは送信処理の複雑な仕組みを意識する必要がありません。

仮想化では、抽象化レイヤーがコンピューターハードウェアの上に配置されます。これにより、1台のコンピューターを構成するプロセッサー、メモリ、ストレージなどのハードウェア要素を、仮想マシン(VM)と呼ばれる複数の仮想コンピューターに分割できます。

VMwareは、仮想マシンの開発に取り組む非公開企業であり、個人ユーザーや組織が物理コンピューターを仮想マシンに分割できるソフトウェアソリューションを提供しています。これにより、より柔軟で利用しやすいコンピューティング環境を実現します。

VMwareはどのような企業ですか?

VMwareは、独自のデスクトップツールによって仮想マシンの使用を支援する企業です。1998年に、ダイアン・グリーン氏、メンデル・ローゼンブラム氏、スコット・デバイン氏、エドワード・ワン氏、エドゥアール・バニョン氏によって設立されました。

VMwareは、まずVMwareハイパーバイザーをインストールすることで、クラウドコンピューティングと仮想化を支援します。これは、ハードウェアと仮想マシン(VM)の間に配置されるソフトウェアの一種です。このハイパーバイザーが、物理リソースを複数の仮想マシンに分割します。

ハイパーバイザーの役割は、仮想マシンで必要となるさまざまなタスクに、コンピューティングリソースと処理能力を割り当てることです。つまり、ハイパーバイザーはVMに必要なリソースを監視し、効率よく動作するようにハードウェアに割り当てます。

その後VMwareは、ユーザーがVMを管理するためのツールを提供します。ユーザーは、ニーズに応じて、各仮想マシンに割り当てるRAMやディスク容量を設定できます。こうした柔軟性により、非常に適応性の高いテクノロジーとなっています。

VMwareは、これらの手順の後も追加のサポートを提供し、ユーザーが効率性と機能性を維持しながらVMを管理できるよう支援します。さらには、コンピューティングリソースの効果的な割り当てを実現し、各VM間で未使用のリソースを再配分することで効率性を高めます。

VMwareの歴史とはどのようなものですか?

VMwareの歴史と、それが組織のITインフラにおいてなぜこれほど重要になったのかを理解するには、まず仮想化と仮想マシンの歴史全体を把握することが重要です。

  • 仮想化と仮想マシン、1970年代:1970年代までは、仮想化や仮想マシンという考え方は、主に概念上のものでした。1970年代は、仮想化と仮想マシンの分野で大きな進展が見られた時代です。その背景には、SIMMONなど、IBMの研究システムから生まれた初期のハイパーバイザーの存在がありました。
  • VMwareの設立、1990年代:VMwareは1998年に設立され、その直後に最初の製品をリリースしました。VMware Workstationは、優れたユーザー体験とVMを簡単に管理できる機能により、リリース後すぐに人気を集めました。
  • VMwareの発展、2000年代および2010年代:設立後の数十年間で、VMwareは仮想化およびクラウドコンピューティング業界のリーダーとしての地位を確立するため、複数の主要製品をリリースしました。また、Ciscoと協力して2009年にNexus 1000Vをリリースし、2011年には初のオープンソースPaaSをリリースしました。

VMware製品の種類には主にどのようなものがありますか?

VMwareは現在、主に2つの製品ラインを展開していますが、Broadcomによる買収前は、より幅広いサービスを提供していました。そのサービスには、複数の種類の仮想化ソフトウェア、エンドユーザーコンピューティング、クラウドコンピューティング管理などもありました。

現在利用できる2つの主要なVMware製品の内の1つが、VMware Cloud Foundation(VCF)です。これは、完全なソフトウェア定義データセンターを提供するプライベートクラウドプラットフォームの一種であり、ユーザーはこのクラウド環境を管理できます。つまり、VMware Cloud Foundationを使用することで、アプリケーションを安全かつ安定的に運用できます。

もう1つの主要なVMware製品が、VMware vSphere Foundation(VVF)です。この製品を理解するには、まずvSphereについて把握することが重要です。VVFは、基本的にはvSphereを発展させた製品だからです。vSphereの基本機能は、PaaSに近い形で、特定のソフトウェアやその他の製品をテスト・開発するための環境をユーザーに提供します。

VVFはこの基盤をさらに発展させたもので、vSphere Kubernetes ServiceやESX Enterprise Plusなどの追加機能を備えています。この機能の一例として、アプリケーションの開発やリリースをより迅速に進められることが挙げられます。

VMware製品はどのように活用されていますか?

VMwareの重要な特徴であり、組織が導入する主な理由となっているのが、リソース管理機能です。仮想化を最大限に活用し、ユーザーが使いやすい環境を提供することで、組織側のリソースに余裕が生まれ、そのリソースを別の用途に振り向けられます。VMwareを使用することによるコスト面のメリットも明らかです。仮想マシンでさまざまなタスクを実行することで、長期的には組織のコンピューティングコストを確実に削減できます。

また、VMware製品により、各組織がITインフラをより柔軟に運用できるようになります。VMwareを使用すると、異なるオペレーティングシステムやソフトウェア環境をシームレスに切り替えられるため、ソフトウェア開発やアプリケーションテストなどの作業で非常に有用です。これを物理ハードウェア上で行う場合、複数のPCを切り替える必要があるため、時間がかかり、実用性も低くなります。

メモリとストレージはVMware環境をどのように支えていますか?

VMware製品がコンピューティングリソースを仮想化し、1台の物理サーバー上で複数の仮想マシンを実行できるかどうかは、その基盤となるメモリとストレージインフラの品質とパフォーマンスに大きく左右されます。VMwareにはハードウェアリソースを抽象化・管理するソフトウェア層が備わっていますが、VMware環境がどれだけ効率的に稼働するか、同時にいくつの仮想マシンをサポートできるか、実際のワークロードの負荷下でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかは、物理メモリとストレージの速度、容量、信頼性によって決まります。

メモリは、最も一般的にはDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)という形で使用され、VMwareの仮想化の仕組みの中核を担っています。VMwareが仮想マシンをプロビジョニングする際には、物理サーバーのメモリの一部を各VMに割り当てます。これにより、各VMは独自のオペレーティングシステム、アプリケーション、実行中のプロセスを動かすために必要な作業領域を確保できます。1台のホスト上で同時に実行される仮想マシンの数が増えるほど、そのワークロード全体で必要となるメモリ量も増えます。これは、エンタープライズデータセンターやクラウド環境でよく見られる状況です。大容量・広帯域幅のメモリにより、VMware環境では物理ホストあたりのVM密度を高めることができ、より多くのワークロードをより少ないサーバーに統合できます。これは仮想化がもたらす最も大きな効率化メリットのひとつです。ただし実際にこのメリットを得るには、実行中のすべてのVMに競合やパフォーマンス低下を起こさず対応できるだけの容量と速度を、基盤となるメモリが備えている必要があります。

ストレージもまた、VMware環境の動作や、その環境に依存する組織への価値提供において、メモリと同じく重要な役割を果たします。VMware環境内の各仮想マシンは、仮想ディスクから実行されます。仮想ディスクとは、基盤となる物理ストレージシステム上に保存されたファイルであり、VMのオペレーティングシステム、アプリケーション、データが含まれています。こうした仮想ディスクファイルの読み書き速度は、仮想マシンの起動速度、VM内で動作するアプリケーションの応答性、さらにスナップショットの作成、ホスト間でのVMのライブマイグレーション、クローン作成といった重要な操作をVMwareがどれだけ効率的に実行できるかに直接影響します。NANDフラッシュテクノロジーを基盤とするソリッドステートドライブ(SSD)は、こうした操作に求められる低レイテンシと高スループットを提供します。これにより、VMware環境が本来備える柔軟性と機動性が、ストレージへのアクセスの遅さによって制約されにくくなります。

大規模な環境では、VMwareと高性能ハードウェアの関係が特に重要になります。数十台のホストと数百台の仮想マシンにわたってVMwareを運用する大規模なエンタープライズ環境では、メモリとストレージにかかる累積的な負荷が非常に大きくなります。高速かつ大容量のメモリおよびストレージインフラに投資している環境では、より高密度で応答性の高い仮想環境を運用できます。また、統合率を高めることでハードウェアコストを削減し、パフォーマンスを犠牲にすることなく、より負荷の高いワークロードにも対応できます。これは、仮想デスクトップインフラストラクチャ、データベースホスティング、クラウドネイティブ開発など、データ集約型のユースケースを支えるVMware環境で特に重要です。こうした環境では、安定したパフォーマンスが生産性やユーザーエクスペリエンスに直接影響します。マイクロンは、単一のエンタープライズ環境から、仮想化基盤上に構築された大規模なクラウド環境まで、あらゆる規模のVMwareインフラを支えるメモリおよびストレージソリューションを提供しています。詳細については、マイクロンのセールスサポートチームまでお問い合わせください。

よくある質問

VMwareに関するよくある質問

VMwareは独立したサーバーではなく、ソフトウェアの一種です。ただし、サーバーハードウェア上で動作します。

組織がVMwareを導入する主なメリットのひとつは、リソース管理の面にあります。VMwareは、VMをできるだけ効率的に稼働させ、複数のタスクを同時に実行できるようにすることで、リソースに余裕を生み出します。

特に中小規模の組織では、VMwareが自社のニーズに本当に必要かどうかを十分に確認し、費用対効果を見極めるのが賢明です。VMwareのライセンスには、一定のコストがかかる場合があるためです。