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データセンターSSD

Micron 6500 ION NVMe™ SSD

世界初、200層超NANDを搭載したデータセンターNVMe SSD¹。クラス最高の性能で環境的に持続可能なデータセンターを実現し、QLC SSDを上回る価値を提供します。

QLCのバリュー。TLCのパフォーマンス。マイクロンのイノベーション。

世界初の200層以上のNANDを搭載したこのデータセンターNVMe SSDが、データセンターのコスト効率を進化させます。

Micron 6500 ION SSDは新しいタイプのスケーラブルストレージで、エンドユーザーデータやパフォーマンス期待値の増大、環境に関する懸念の高まりを理由に逼迫するIT予算を最大限に活用できる製品です。サステナビリティを向上させるとともに、QLC SSDを上回る価値を提供するクラス最高のパフォーマンスで、データセンターが抱えるこうした問題に正面から挑みます。

Micron 6500 ION SSDは導入時の購入コスト²を抑えるとともに、筐体の統合化により消費電力と冷却コストを削減し、サーバーやソフトウェアのライセンスコストも低下させます³。30.72TBという容量と高密度フォームファクタによって従来以上の容量のストレージを少数のサーバーにまとめることができ、二酸化炭素排出量削減が推進されます。また、競合他社のQLC SSDよりも高い性能と耐久性を備えており、コストを抑えながらストレージを拡張できるようにする必要があるデータセンターにとって、Micron 6500 IONは最適解となります。

Micron 6500 ION NVMe SSD

メリット

クラス最高のパフォーマンスを提供

Micron 6500 ION SSDは、全体的な性能において競合他社が提供している30.72TBのQLC SSDよりも優れています。読み取りレイテンシーは34%低く、シーケンシャル書き込み速度は58%向上、4KBランダム読み取りのIOPSは62%向上、4KBランダム書き込みのIOPSは30倍以上となっています⁴。この革新的なSSDにより、オブジェクトストア、汎用バルククラウドストレージ、オールフラッシュアレイ、キャパシティ層、NoSQLデータベース、コンテンツ配信、AI/MLデータレイクの分野で一般的な大規模データセットの保存や保持が容易になります。

データセンターのサステナビリティ向上を促進

Micron 6500 ION SSDでは、アクティブ時の消費電力が20%削減され、電力効率(IOPS/ワット)は56%向上し⁵、ランダム書き込み耐久性が10倍以上向上しているためドライブが長寿命化⁶されており、競合他社のQLC SSDよりも運用コストを削減できます。業界をリードするストレージ密度により、ラックユニット(RU)あたり約1PB、ラックあたり最大35PB⁷の容量を実現可能で、データセンターの占有面積と二酸化炭素排出量を抑えます。

従来のQLCを上回る価値を提供

Micron 6500 ION SSDは、世界初となる200層以上のNANDを搭載したデータセンターNVMe SSDです。競合他社の200層未満のQLC SSDよりも高性能なNANDとなっていて、耐久性、セキュリティ、エネルギー効率の面で優れており、競合他社のQLC SSDユーザーがこれまで経験したような不満を抱くことなく、それらを上回る価値を提供します。

Micron 6500 ION SSDが2023年国際イノベーションアワードと2024年エジソンアワードを受賞

AIを効率的に利用するには、まずAIモデルのトレーニングと維持に必要な大規模データレイクを保存するサーバーが必要です。Micron 6500 IONは、市販されている従来の30TBドライブよりも消費電力を20~50%抑えつつ、従来以上のパフォーマンスを備えているため、データセンターにおけるAIのスケーリングというあまり知られていない世界的な電力問題を解決します。この画期的なイノベーションは、2024年エジソンアワードの商業技術部門で金賞を受賞したほか、世界中のデータセンターでAIのスケーリングとサステナビリティを改善する役割を果たしたとして、2023年国際イノベーションアワードも受賞しました。

Micron 6500とエジソンアワードのトロフィー

注目のリソース


Details

The world’s first 200+ layer data center NVMe SSD delivers best-in-class performance, enables a more environmentally sustainable data center, and offers superior value that eclipses QLC SSDs.


参考資料とドキュメント

マイクロン、画期的なブレークスルーでQLC SSD競合製品を打ち破る

世界初、200層超NANDを搭載したデータセンターNVMe SSD。クラス最高の性能で環境的に持続可能なデータセンターを実現し、QLC SSDを上回る価値を提供します。

Micron SSD:セキュアなデータ保護基盤

Micron SSDがデータ消失の防止やSSDとファームウェアのセキュリティ確保にどのように貢献しているかをご覧ください。

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1. Micronデータセンターワークロードエンジニアリング(DCWE)チームによるMicron 6500 ION SSDとSolidigm® D5-P5316 30.72TB QLC SSDの比較に基づきます。価値とはパフォーマンス、機能、製品寿命、容量、購入価格の組み合わせを意味します。パフォーマンスについては、公開情報に記載されているIOPSとGB/秒のいずれかまたは両方を参照しています。

2. 購入価格情報は、この資料の公開時点で公表されていた情報に基づいています。

3. Micron 6500 ION SSDの30.72TBという容量は、容量が小さいSSDと比較した場合、同等のストレージ容量を構築する際に必要となるサーバー数や物理的なラックスペースの削減に結び付きます。サーバー数が減少することで、消費電力や冷却費用を削減できるほか、筐体/CPU/CPUコアごとにソフトウェアライセンスが必要となる場合に生じる追加的な運用コストを削減できます。

4. Solidigm D5-P5316 30.72TB SSDとの比較は、この資料の公開時点で公表されていた情報およびMicron DCWEによるテストに基づいています。レイテンシーについては、キュー深度(QD)1における4KB 100%ランダム読み取りワークロードの平均読み取りレイテンシーを参照しています。シーケンシャル書き込み情報は128KB 100%シーケンシャル書き込みワークロードに基づきます。ランダムIOPS情報は4KB 100%ランダムワークロードに基づきます。QD32およびQD64における測定では58%向上しました。QD 1~256での測定では、競合他社のドライブと比較して-7%~58%の範囲で向上していました。QD32では62%向上しました。QD 1~256の範囲で行ったその他の測定では、競合他社のドライブと比較して、18%~62%の範囲で向上していました。「30倍以上」という表現は、QD128における4KBランダム書き込みのIOPSについてのものです。QD1における4KBランダム書き込みのIOPSは10倍超でした。

5. Solidigm D5-P5316 30.72TB SSDとの比較は、この資料の公開時点で公表されていた情報に基づいています。Micron 6500 IONのデフォルトの4KB、100%ランダム、100%読み取りの消費電力は20ワットであり、Solidigm P5316のデフォルトの4KB、100%ランダム、100%読み取りの消費電力である25ワットと比較して20%の消費電力削減となっています。Micron 6500 IONのデフォルトの4KB、100%ランダム読み取りのIOPSは1000KIOPSで、100%ランダム読み取りの消費電力は20ワットです。Solidigm P5316のデフォルトの4KB、100%ランダム読み取りのIOPSは800KIOPSで、4KB、100%ランダム読み取りの消費電力は25ワットです。1000KIOPS/20Wと800KIOPS/25Wを1ワットあたりの4KB、100%ランダム読み取りIOPSに換算すると、56%の電力効率向上となります。

6. Solidigmの資料では、耐久性は64KB、100%ランダム書き込みワークロードで0.41 DWPDと評価されています。評価されているSolidigm D5-P5316の伝送サイズ64KBでの耐久性は伝送サイズ4KBの場合と比較して16倍であり、4KBの場合に換算すると0.41/16 = 0.0256となります。Micron 6500 IONの耐久性は4KBランダム書き込みワークロードで0.3 DWPDと評価されています。

7. 未フォーマット時の容量。1GB = 10億バイト。フォーマット後の容量はこれよりも少なくなります。標準では、1Uサーバーには最大32台のE1.L SSDを格納可能で、それぞれの使用可能な容量は30.72TBとなります。未フォーマット時の容量は32 x 32TB = 1024TBとなります。使用可能な容量は32 x 30.72TB = 983TBとなります。規格に従った42Uラックでは36Uがサーバーストレージに割り当てられ、SSDのサーバーストレージ総容量は36 x 32 x 32TB = 36,864TB(未フォーマット状態)、36 x 32 x 30.72TB = 35,389TB = 35.389PB(使用可能な状態)となります。

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